個性的な居抜き物件をオフィスに
工事なしで十分なセキュリティ体制を構築

株式会社ボーカゲームスタジオ
オフィスDX
株式会社ボーカゲームスタジオ

2020年8月に設立され、アクションアドベンチャーゲーム『野狗子: Slitterhead』を制作中の株式会社ボーカゲームスタジオ。一般的なオフィスビルではなく、個性的な居抜き物件にオフィスを構えた同社。代表取締役CEO 外山 圭一郎様、取締役社長COO 佐藤 一信様、取締役CTO 大倉 純也様に、bitlock PRO(ビットロックプロ)導入の背景や、入れ替わりの激しいスタッフの入退室をどう管理しているかをお話しいただきました。

サマリー

<導入前の悩み・課題>

・鍵の紛失時に、シリンダーや全員分の合鍵を交換しなくてはならないリスク
・スタッフが入れ替わるたびに、合鍵を作成・回収しなくてはならない煩雑さ

<bitlock PROを選んだ決め手>

・工事なしで導入できる手軽さ
・他の製品と比べて圧倒的に優れたコストパフォーマンス

<導入後の成果>

・オフィスの合鍵を増やすリスクや、鍵管理の煩雑さから解放された
・約40名のスタッフの入退室を柔軟に管理できるようになった
・各自のスマートフォンで解錠できるため、解錠から入室までがスムーズになり、締め出されることもなくなった

自分たちが得意な「斬新でユニークなゲーム制作」を続けるために独立

―株式会社ボーカゲームスタジオ について教えてください

株式会社ボーカゲームスタジオは、コンピュータゲームソフトウェアの企画・制作を行っています。昨今の大手ゲームメーカーは、万人受けする大型タイトルを制作する方針が主流で、前職でも次第にメジャーなタイトルの制作に関わることが増えていきました。斬新でユニークなタイトルの制作を手がけてきた我々3人は、自分たちの得意なスタイルでゲームを作るために独立し、2020年8月に当社を設立しました。オリジナルIPの創造性・独自性を重視したタイトル制作をできるだけ長く続けられるようなゲームスタジオにしていきたいです。

現在は、1作目となる『野狗子: Slitterhead』を制作しています。少し昔のアジアの町を舞台に、町の中に潜むクリーチャーと戦うアクションアドベンチャーゲームです。ホラー要素による緊張感がある中で、ストーリーやアクションを楽しんでもらえるエンターテインメント作品を目指しています。

セキュリティリスクと運用の煩雑さを考えると、これ以上は合鍵を増やしたくなかった

―bitlock PRO 導入の背景・きっかけを教えてください

オフィスにスタッフを受け入れるにあたり、物理鍵での運用をやめたいと思ったのがきっかけでした。

設立当初はコロナ禍も相まってオフィスなどなく、各自が在宅勤務をしていました。しばらくしてスタッフが増え、制作拠点となる場所を探しはじめました。我々が長年オフィスビルで働いていたこともあり、「せっかくなら一風変わった物件にオフィスを構えたい」と考えていました。そうして見つけたのが現在のオフィスです。町工場のような建物の地下1階で、内装のリフォームを前提として入居しました。

リフォームに2ヶ月ほどかかり、その期間はオフィス入口を物理鍵で施錠・解錠していました。いわゆるオフィスビルではないため、既設の入退室管理システムなどは一切ありません。我々3人分の合鍵を作り、リフォーム中は工事の立ち会いやオフィスレイアウトの相談のために出入りしていました。当時は我々3人と工事会社の方しか出入りしなかったため、物理鍵で事足りていました。しかし、これからオフィスとして稼働し、出入りする人数が増えることを考えると、“スタッフ全員に合鍵を作って渡す”という運用は避けたかったです。

―なぜ合鍵を増やしたくなかったのでしょうか?

「セキュリティリスク」と「運用の煩雑さ」を懸念したためです。

物理鍵で運用するとなると、基本的に業務時間中は入口を開放することになります。リフォーム後にPCやサーバーを設置し、機密データも取り扱うことを考えると、IT機器の保護や情報セキュリティの観点から、誰でも自由に出入りできる環境は作りたくありませんでした。

また、鍵の紛失リスクも大きな不安材料でした。誰か1人でも鍵を紛失してしまったら、工事をしてシリンダーを交換し、せっかく作った合鍵も全て作り直さなくてはなりません。手間や費用を考えると、物理鍵での運用は非現実的でした。

さらに、ゲーム制作の現場では外部の方と一緒に仕事することが多く、スタッフの入れ替わりが激しいという特徴があります。合鍵で運用する場合、スタッフが増えるたびに鍵を複製して渡し、退職時には回収しなければなりません。こうした管理業務を効率化するため、オフィスに出入りできる人を臨機応変にシステムで管理できる体制を望んでいました。

とはいえ、電気錠を組み込んで入退室管理をするとなると、扉ごと交換しなければなりません。内装工事の最中だったため、追加で扉の工事も行うことは、費用や竣工時期を考えると避けたいものでした。「もっと手軽に導入できるセキュリティ対策はないものか」と悩んでいたところ、bitlock PRO に出会いました。

導入の手軽さとコストパフォーマンスで圧倒的だった bitlock PRO(ビットロックプロ)

―bitlock PRO を知ったきっかけ・経緯を教えてください

この物件を紹介してくれた不動産仲介の方に、前述の鍵・セキュリティの悩みを相談したところ、bitlock PRO を教えてもらいました。風変わりな居抜き物件を主に扱っている不動産仲介会社だったため、我々と同じような相談も多かったのでしょう。スマートロックという解決策があることを知り、bitlock PRO のことはもちろん、bitlock PRO 以外のスマートロックについても情報を集めました。

―他にもスマートロックがあるなか、bitlock PRO を選んだ決め手は何ですか?

「導入の手軽さ」と「コストパフォーマンス」です。

bitlock PRO は今ある扉に後付けするだけで、取り付け工事などは必要ありません。価格も月額5,000円程度で、他のソリューションと比較しても遥かに低コストでした。一方で、数十人規模のカギ発行や、入退室記録の取得ができるなど、機能面も申し分ありません。価格と機能のバランスという点で、bitlock PRO が圧倒的に優れていました。

約40名のスタッフの入退室を柔軟に管理 スマートフォン解錠で入室もスムーズに

―bitlock PRO 導入後の成果について教えてください

合鍵運用のリスクや煩雑さから解放され、約40名のスタッフの出入りを臨機応変に管理できるようになりました。

普段オフィスを利用しているのは8名程度ですが、全体ミーティングの時は40名ほどがオフィスに集まります。基本的には各自のスマートフォン(モバイルFeliCa)で解錠しています。人によっては、交通系ICカードやスマートウォッチで解錠します。自分で解錠方法を選べるのは便利ですよね。

管理者側としては合鍵を増やさずに済んだことが嬉しいです。誰かが鍵を紛失した際に、シリンダーや合鍵を交換しなければならないという不安から解放されました。数十人規模になると、誰が鍵を持っているかの管理も大変です。しかし、bitlock PRO を導入したことで、誰にカギ(解錠権限)を発行しているかを管理システム workhub から簡単に確認できます。スタッフが入れ替わった際も、workhub で該当者のカギを発行・削除するだけです。

―bitlock PRO を使うユーザーとしては、どのような変化を感じましたか?

入室がとてもスムーズになったこと、締め出される心配がなくなったことが嬉しいです。

物理鍵のときは、扉の前でバッグから鍵を探し出し、鍵穴に差し込んで回す、鍵をしまう、という一連の動作を毎回しなくてはなりません。現在は、スマートフォンを読み取り機にかざすだけでスムーズに解錠できます。

また、前職では社員証がカードキーを兼ねており、うっかり社員証を持たずにオフィスを出てしまい、締め出されることがよくありました。社員証を首から下げるのですが、服に当たる感触が苦手で、自席に着くとすぐにデスクの上に置いていました。そのままふらっとトイレやランチに出て行ってしまい、オフィスに戻れないというのが日常茶飯事でした。他に社員証を持った人が来るまでどうすることもできないので、朝まで廊下で寝ている人もいましたね。

その点、スマートフォンやスマートウォッチは肌身離さず持っているじゃないですか。まず持ち忘れることがないため、締め出されることがありません。たまに出社する日も、オフィスの鍵を持ってきたか心配することがなくなりました。いつも身につけるものがカギになるのは本当に便利です。スタッフからも「自分のスマホがオフィスのカギになるんですか」とよく驚かれます。

低コストでセキュリティを強化したい中小企業におすすめ サポート体制も充実しており安心

―最後に、bitlock PRO はどのような会社にオススメでしょうか?

一般的なビル管理システムが入っていない建物に入居し、低コストでセキュリティを強化したい中小企業にオススメです。仮にオフィスビルに入居していても、フロア内の部屋ごとに出入りできる人を柔軟に制御できるため、導入する価値は十分にあると思います。

サポート体制も充実していて安心です。導入時に丁寧なサポートがあり、問題なく初期設定と設置ができました。オフィスが地下にある関係で、導入後に機器の接続がうまくいかないことがあったのですが、製品を熟知しているカスタマーサクセスの方が直接対応してくれて、早期解決に導いてくれました。こうした細かなサポートのおかげで何不自由なく運用できており、今後も安心して利用することができます。

※取材内容は2022年8月時点のもの


名称:株式会社ボーカゲームスタジオ
代表:外山 圭一郎
設立:2020年9月
事業:コンピュータゲームソフトウェアの企画・制作
URL:https://bokehgamestudio.co.jp/

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