宿泊施設、コワーキングスペースなど、複数拠点のカギ・⼊退室を⼀元管理

株式会社machimori
コワーキング・シェアオフィス
株式会社machimori

熱海の活性化を目的として、ゲストハウスや飲食店、コワーキングスペースを運営する株式会社machimori。同社の総務を担当されている渡辺様に、bitlock PRO(ビットロックプロ)でどのように複数拠点のカギ・入退室の管理をされているのか、お話を伺いました。

サマリー

<導入前の悩み・課題>

・解錠対応のためだけに夜間に現地へ⾏かなくてはならなかった
・「誰がいつ⼊ったか」が分からず、セキュリティに不安があった

<bitlock PROを選んだ決め手>

・遠隔解錠、ICカードでの解錠ができる点
・複数拠点のカギ・⼊退室を⼀元管理できる点

<導入後の成果>

・ICカード・遠隔での解錠によって、コスト削減とセキュリティ強化を実現
・宿泊施設、コワーキングスペースの3施設のカギ・⼊退室を⼀元管理

地域・ゲスト・スタッフをつなぎ、100年後も豊かな暮らしができる熱海をつくる

―株式会社machimoriについて教えてください

株式会社machimoriは、熱海の遊休化した物件を持つ不動産オーナーと、まちで何かを始めたい「まち起業家」や「住み⼿」をつなぐことで、まち内外の⼈たちが暮らしやすく、チャレンジしやすい場を作るために⽣まれました。

⼤きく3つの事業を展開しています。

ゲストハウス事業では、「ゲストハウスMARUYA」と「ロマンス座カド」という2つの宿泊施設を運営しています。さらに新しいホテルをオープンする予定です。

飲⾷事業では、ゲストハウスに隣接する飲⾷店の営業をしています。地域の⽅、宿泊のお客様、スタッフが交流できるような雰囲気を⼤切にしてお店を構えています。

社会共創事業では、熱海の価値を⾼めるためにさまざまな取り組みをしています。例えば、今まで培ってきたまちづくりのノウハウを企業・⾏政向けに研修という形でパッケージ化して提供しています。また、60年間使えなかった酒屋をコワーキングスペースにリノベーションして、「まち起業家」のつながりをつくる仕掛けもおこなっています。

bitlock PROを設置しているのは、宿泊施設「ゲストハウスMARUYA」「ロマンス座カド」、そして「コワーキングスペースnaedoco」の3施設のメイン出⼊り⼝です。解錠のためだけに夜間に出向くストレスと「誰がいつ⼊ったか」がわからない不安があった

―bitlock PRO 導入の背景・きっかけを教えてください

宿泊施設「ゲストハウスMARUYA」で起きていた問題がきっかけでした。

当時、エントランスのドアに英字4⽂字・数字10個が並んだボタン式の錠(テンキーロック)を設置していました。決められた番号を⼊⼒し、回すと開くアナログなものです。お客様がチェックインされた際は、お部屋のカギと⼀緒に、エントランスの解錠番号と緊急連絡先が書かれた紙をお渡ししていました。

結果として、お客様から夜間に「開け⽅がわからなくなった」「ボタン⼊⼒を間違えてしまった」「暗くて番号が⾒えない」というご連絡がよくありました。スタッフが現地へ⾏かなければ解決できないケースもあり、解錠する数秒のためだけに夜中に出向かなくてはならなかったのが本当にストレスでした。 

⼀⽅で、セキュリティ対策も課題で、「誰がいつ⼊ったか」が分からないことへの不安がありました。また、防犯のため1週間毎に解錠番号を変更していましたが、番号変更の周知も含めて⾯倒な作業でしたね。

こうした背景から、
①お客様に番号を⼊⼒させず、ICカードで解錠できること
②遠隔解錠ができること
を要件としてスマートロック導⼊の検討を開始しました。

今後の多拠点展開を⾒据えて、⼀元管理ができるbitlock PRO(ビットロックプロ)を選んだ

―bitlock PRO をお選びになった決め手は何ですか?

複数の施設運営を1つのシステム上で⼀元管理できる点です。
当社の代表、情報収集担当、設置・運⽤をする⾃分(渡辺様)の3⼈で選定しました。
「ゲストさんの体験性」「今後の拠点展開を⾒据えた運⽤」を踏まえ、⼀元管理のしやすいbitlock PROを選びました。

ICカード・遠隔での解錠によって、コスト削減とセキュリティ強化を実現

―bitlock PRO 導入後の成果について教えてください

チェックイン時にお客様にお渡しするICカードをかざすだけで解錠できるようになり、いちいちパスワードを⼊⼒する必要がなくなりました。不特定多数の⽅のボタン接触による感染リスクも軽減できました。従業員はスマートフォンや交通系ICカードで解錠することが多いです。ちなみに私(渡辺様)はApple Watchと iPhoneで解錠しています。

また、遠隔解錠ができるようになったことで、夜間に問合せがあっても現地に⾏かずに済むようになりました。夜間対応で発⽣する⼈件費の削減だけでなく、従業員のストレス軽減にもつながっています。

そして、「誰がいつ出⼊りしたか」の⼊退室ログを取得できるため、セキュリティ対策として役⽴っています。防犯⾯だけでなく、例えばお客様がお部屋のカギを誤って持ち出してしまった場合に、何時に外出されたかを確認するという使い⽅もしています。

株式会社machimoriのゲストハウス MARUYA
株式会社machimoriのゲストハウス MARUYAに設置されている bitlock PRO

すぐに個室ホステル「ロマンス座カド」のエントランスにもbitlock PROを導⼊しました。「ゲストハウスMARUYA」同様、お客様にはICカードで⼊退室をしていただいており、こちらは無⼈運営を実現しています。

さらに「ロマンス座カド」では、施設内の⾃動ドアにもビットキー製品(bitlock GATE)を導⼊し、同じICカードでのアクセスコントロールを実現しています。⾃動ドアの⼊退室も同じシステムで管理できるのがとても便利です。

場所の異なる3施設の解錠・⼊退室管理の⼀元化を実現

―コワーキングスペースでのbitlock PRO導入の背景と成果について教えてください
コワーキングスペースでのbitlock PRO

2021年9⽉に会員制コワーキングスペースの出⼊り⼝にもbitlock PROを導⼊しました。

導⼊前は、ゲストハウスと同じテンキーロックを使⽤していました。受付時に解錠番号が書かれた紙をお渡し、コワーキングスペースをご利⽤いただく流れです。解錠番号の変更を⽉1で⾏うなど、セキュリティに不安がありました。

また、新型コロナウィルス感染症に関連した助成⾦を申請するにあたって、感染拡⼤リスクへの対策と、「誰がいつ利⽤していたか」の把握が必要でした。

bitlock PROの導⼊によって、⾮接触解錠による感染リスク軽減、⼊退室ログの取得ができるようになりました。

結果として、ドロップインでご利⽤される⾮会員の⽅にもコワーキングスペースをお貸しできるようになり、収益向上につながりました。⾮会員の⽅に解錠番号を教えるわけにはいかなかったので、以前までは1⽇だけのご利⽤はお断りしていました。

今では受付時にお名前・連絡先を伺い、退館時にICカードを返却いただくことで⾮会員の⽅にもご利⽤いただいています。

また、稀なケースですが、⽉額会員の⽅が退会時にICカードを返却されない場合に、そのカードの解錠権限をシステム上ですぐに削除できるのが便利です。

コワーキングスペースで設置された bitlock PRO 1
コワーキングスペースで設置された bitlock PRO 2

運営施設が増えたとしても、それらの⼊退室を1つのシステム上で管理できる点が本当に助かっています。例えば、ICカード「カードA」に3施設すべての解錠権限を付与、「カードB」はゲストハウスのみ、のような制限がカンタンにできます。

bitlock PROのおかげで私だけで異なる3施設のカギ・⼊退室の管理ができており、それが私たちが理想としていた運⽤でした。

今後の事業展開に⽋かせない存在、新たな施設にも導⼊予定

―今後の事業の展望について教えてください

当社はこれからも拠点をさらに増やしていく予定で、その拠点ごとにbitlock PROを導⼊できればと考えています。それら全ての⼊退室管理も⼀括して⾏いたいです。今後新たに宿泊施設をオープンする予定なのですが、その出⼊り⼝にもbitlockを導⼊する予定です。

とても便利なので⼀度利⽤するとやめられません。すっかりbitlock PROは当社にとってなくてはならない存在になりました。

―最後に、bitlock PRO はどのような会社にオススメでしょうか?

・複数の拠点を構えている
・会員制の施設を運営している
・非接触での解錠を実現したい
という会社さんにはピッタリだと思います。

※取材内容は2022年6月時点のもの


■お客様概要
名称:株式会社machimori
設立:2011年10月
事業:熱海の中心市街地再生のための事業、エリア・ファシリティ・マネジメント事業(ビ
ル共同化管理事業)、飲食店・宿泊業経営、遊休不動産のリノベーションによる事業開発・
転貸、店舗・住宅デザイン
URL:https://machimori.jp/

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