ICカード解錠の管理課題とは?最新トレンドや成功事例について解説

1.ICカード解錠の管理課題

株式会社ビービット

Felica*や入居しているビルのセキュリティカードを用いたドアの解錠は、現代のオフィスや商業施設において一般的となっています(*「FeliCa」は、ソニーグループ株式会社またはその関連会社の登録商標または商標です)。

これまで物理鍵で入退室を管理していた企業においても、オフィスや店舗の新設・移転を行う際に、ICカード解錠システムの導入を検討する機会が増えてきています。一方で、ただICカード解錠システムを導入するだけでは、セキュリティリスクを減らすことができず、管理工数が増大する可能性があります。ICカード解錠システムには、以下のようなリスクがあります。

管理システムの複雑性
従来のICカード解錠システムは、設定や管理が複雑であり、特に大規模な施設では、ICカードの発行や権限の管理が煩雑になることがよくあります。

カード紛失や退職時の管理
従業員がICカードを紛失してしまった場合、ビル運営会社へ問い合わせる、再発行するといった複数のプロセスが発生するため、対応が完了するまでに時間や工数がかかります。また、従業員が退職した際に権限の更新を怠ると、不正な入室のリスクが増します。

管理者の対応工数
ビルや施設の管理者はICカードの発行や管理といった日常的な業務から、ICカードの紛失や停電といったトラブル発生時の対応まで、業務領域が多岐にわたります。そのため管理業務に時間や工数がかかってしまい、物理鍵での管理よりも非効率になるケースも考えられます。

これらの課題を解消し、さらに効率的なセキュリティ管理を目指す動きとして「入退室管理システム」の導入がトレンドとなっています。次の章では、入退室管理システムとその導入による具体的なメリットについて詳しく見ていきましょう。

株式会社ビービット

2.入退室管理システムとは

入退室管理システムとは、ビルやオフィスといった施設のセキュリティを担保しながら、「いつ、誰が、どこに」いるかの入退室を記録し、制御や管理するためのシステムです。このシステムは、事前に許可された人のみが施設に入室できるよう制限を設けることで、不正な入室を防ぐ役割を果たします。入室時に使用する認証には、一般的に社員証などのICカードが用いられていますが、それ以外にも生体認証(顔認証、指紋認証)やスマートフォンアプリなど様々な技術が用いられます。

入退室管理システムは近年急速に進化しており、従来のICカード解錠システムと比較すると、多くの機能とメリットがあります。この章では、最新の入退室管理システムが従来のICカード解錠システムとどのように違うのかを4つのポイントから解説します。

セキュリティ
従来のICカード解錠システムは、カードの紛失時に速やかな対応が難しく、不正な入室が発生するリスクがありました。しかし、入退室管理システムなら、オンラインでリアルタイムにカードの権限を管理でき、紛失や盗難時にも即座に権限を削除できます。

柔軟性
従来のICカード解錠システムは、専用のICカードを使用しなければならず、普段遣いのFelicaを使用することが難しいケースがありました。これに対して、入退室管理システムはNFC対応のセキュリティカードやFeliCaなど複数のICカード規格に対応しているため、新規にカードを発行する必要がありません。

コスト
従来のICカード解錠システムは初期費用が高く、メンテナンスにもコストがかかっていました。それに対して、入退室管理システムはクラウドベースのため、初期費用が比較的少なく運用コストも抑えることができます。

拡張性
従来のICカード解錠システムは、設定や拡張が困難であることが多く、変更には多くの手間とコストがかかることが一般的でした。入退室管理システムは管理画面から簡単に設定変更ができるため、新しい機能を容易に追加できます。

これらのメリットから、従来のICカード解錠システムに比べて、入退室管理システムが優れた選択肢となっています。しかし、入退室管理システムも製品によっては機能やコストに差があるため、慎重な比較検討が必要です。次の章では、低コストで多機能な入退室管理システムである「bitlock PRO(ビットロックプロ)」をご紹介します。

株式会社ビービット

3.bitlock PROとは

bitlock PROは、法人向けに最適化されたスマートロックで、業界最安クラスの価格にて入退室管理を実現します。初期費用はかからず、月額はわずか5,000円(税込)からの高いコストパフォーマンスです。設置方法は「ドアに貼り付けるだけ」なので、多くのドアタイプに対応しています。

bitlock PROは、従業員や訪問者の入退室をパスコードやICカードなどの多様な解錠方法で管理し、物理鍵の紛失リスクをゼロにします。また、組織が拡大しても管理が煩雑化することはありません。複数のオフィスに設置したbitlock PROの権限は一元管理が可能で、すべての解錠権限のコントロールをクラウドシステム「workhub」ひとつで行えます。これにより、「誰が、どのオフィスのカギを持っているのか」を常に明確に把握することが可能で、シンプルかつ効率的な管理体制を実現します。さらに、リアルタイムの入退室ログを自動的に記録し、一元管理することで、セキュリティの担保と運用の効率化を一層推進します。

また、bitlock PROは安定した通信を保つLTEモデルを標準搭載しており、Boxil SaaS Award 2023の入退室管理システム部門において1位を受賞するなど、その実績と信頼性は高い評価を得ています。さらに、導入後も充実したサポートサイトと専任のサポートチームにより、お客様の運用を常に支えています。

これらの特長からbitlock PROは、初めて入退室管理システムを導入する企業様からより効率的なシステムを求める企業様まで幅広くおすすめできます。

株式会社ビービット

4. bitlock PROの導入事例3選

bitlock PROを活用することで、入退室管理における課題の解決に繋がった事例を3社ご紹介します。

計23部屋の入退室をworkhubで一元管理、運用コストも大幅に削減
株式会社ビービット 株式会社ビービット│オフィスDX

清掃会社の方や終日いらっしゃるゲストの方へのカード発行により、スムーズで効率的な入退室管理を実現できました。

急成長で入退室セキュリティの必要性が顕在化。変化に対応できる運用体制の構築へ
株式会社ROXX様 │オフィスDX

入社時に貸与するセキュリティカードを唯一の解錠手段とすることで、従業員ごとに運用が異なることなく、備品管理も効率的に行えるようになりました。

宿泊施設、コワーキングスペースなど、複数拠点のカギ・⼊退室を⼀元管理
株式会社machimori│コワーキング・シェアオフィス

チェックイン時にお客様にお渡しするICカードをかざすだけで解錠できるようになり、いちいちパスワードを⼊⼒する必要がなくなりました。

お問い合わせ・資料ダウンロード

bitlock PROにご興味をお持ちいただきありがとうございます。「機能や特徴」「導入事例」「拡張機能」などをまとめた資料をご用意しています。下記フォームの必要事項をご記入の上、資料をダウンロードするを押してください。

広報・メディア・営業や協業の問い合わせはこちらまでお願いします。

お問い合わせの送信が完了しました。お問い合わせ内容を元に担当者からご連絡いたしますので、しばらくお待ちください。
未記入または入力不備の項目がございます。再度ご確認の上、送信ください。